約 823,379 件
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/276.html
クロ電話――劇的皮肉 ◆V9YQ4knn.A 炸裂、炸裂、炸裂。 幾度かの破壊音の後に、堆く積もった山の一角が崩壊した。 粉塵が上がる。 煙を球状に逸らして、やおらディムズデイル=ボイルドが姿を表した。 光を浴びてものっぺりとしたその表情を崩さず、ボイルドは踏み出した。背後で瓦礫が崩れ落ちる。 ハカイダーショットを腰に収め、ゆっくりと後ろを振り返った。内部にあった自分/“擬似重力(フロート)”という支えのなくなった山が崩れたのだ。 形を崩し、また新たな山となったその瓦礫から青いアーム――タチコマの足が覗いた。 瓦礫に圧迫されるボディは軋み、断末魔の如き音を上げる。その腕で救いを求めるのか。 或いは、太陽に、その手を透かそうとしているようにも思えた。 その脚を、分解して武器として使えないか、と思った。口径は余り大きくはないが、連射などは可能そうだ。 ドラスの手を“変身(ターン)”。工具に変形させる。 ウフコックと組んでいた時に一通り、武器や機械の構造ならば頭に叩き込んだ。 果たしてそれがタチコマに通ずるかは分からないが、機械である以上、武器である以上、大きな差異は無いはず。 しかし、ハカイダーショットがある今、新たな虚無を手に入れた今、それを使う必要があるのか。 確かに、効果的に殺すなら、もっと武器が必要だろうが……。 『いたぁ……い、の?』 『羊じゃねえんだ』 『ドラスくん、スバルさん、逃げてね……』 結局、ボイルドは踵を返した。 瓦礫の処理に時間を費やした以上、余計な浪費を避け、迅速に行動すべきだった。 無数に散らばる足元の障害物を展開中の“擬似重力”で……逸らせない。 「なんだと……」 訝しげに出力を上げようと試みるも、上がらず、逆に出力が落ちていくようだ。 “加速度(ヴェロシティ)”的だ。 そして出力・範囲は弱まり、狭まり、ついには、“擬似重力”の壁が消え失せた。 「これも、制限か」 閾値が下がっているのと同様に、もうひとつ制限が加えられているようだ。 風邪の症状を自覚するように、若しくはどれだけの力で打てば自らの拳を壊すことになるか自認するが如く。 ボイルドは制限を理解した。 それは、一定出力以上で、一定時間展開すると発動するということ。 どれだけの力、どれだけの長さかは分からない――確かめる。 “擬似重力”がどれほど利用出来るか/自分がどこまで通用するか――――どこまでも/どこまでも――――“限界点(クリティカル)”の判定/突破=有用性の証明。 重力制御を再開――不可能。理解=冷却時間。 それも、確かめる必要がある――PDAを取り出す/時計を合わせる/感覚を合わせる。 じわじわと弦を引き絞っていく感覚――手応えはなし。それとも展開を試みる限り冷却は出来ないのか。 試行/確認=冷却時間――再開を試みるか否か+その併用/出力による推移/制限時間による推移。 制限時間――どれだけの時間/どれだけの出力/時間と出力の関係。 条件を理解する/適切に運用する――判定/突破。 軋む音、ボイルドの息づかい、遠雷のような炸裂音――殆ど静寂とも言って良い廃工場跡の空気を、ささやかだが、ベルの音が切り裂いた。 音源に鼻を向ける――瓦礫の中。 恐らくは電話の呼び出し音――どこ/誰からだ? ドラスの腕を“変身”。 バールのようなもので持ち上げる/剥がす/引き抜く――ややあって黒い電話を発見した。 破片がドーム状になっていたため、破壊を免れたようだ。 コール音。 コール音。 若干考えた後、ボイルドは受話器を持ち上げた。 「どこからかけている」 ※ ※ ※ 「だああああああああああああッ!」 フジ井さんちの飼いサイボーグ猫、クロちゃんは苛立っていた。 それというのも、 「何でだれもでないんだよ!」 電話が一向に繋がらないからである。 延々と続くコール音。黒電話に留守電という概念は無いのである。 通例、十回ほど慣らしたら一旦受話器を置き、時間を置いてかけ直すのが昔ながらの智恵だ。 というか、昔の智恵で現代では何の役に立たない知識である。 閑話休題。 とりあえず、わかったことは「相手側の電話機も黒電話」だということだ。 それだけだ。 なかなか時間をかけて、電話をかけて、それだけだ。 ああ……うん、だから、それだけだったら、それだけなんだよ。 「だぁぁぁぁあああああああああああ! いくらボンボンでも全ページ受話器を耳に当ててる猫の絵じゃ許してくれねーぞ!」 「ともかく……いくらなんでも誰も出ないっておかしいよね」 そう叫びながら乱暴に電話を切ったクロのメタ発言は別として、武美も首を傾げた。 まず電波塔にかけた。次にテレビ局にかけた。 それから学校にかけた。もしやと軍事基地にかけた。 まさかな、と鉱山にかけた。そして先程、スクラップ工場にかけた。 結論から言うと、一つも繋がらなかった。 これはもしかして、 「クロちゃん……」 「……聞かねーぞ」 「私たち、もの凄い道化?」 「オイラは何も言われない、言わさせない、言わない」 息巻いてやった結果がこれでは、いくら熱血ハートのサイボーグでも消沈せざるを得ない。 「ま、次だよ、次があるよ」 「……おう。 このボンクラ電話め。次繋がらなかったら…………」 受話器を持ち上げるクロの形相はもの凄い。 おまけにアポロマグナムまで構えて。 武美は、メモで次の場所を、それとPDAを取り出し名簿の準備する。 「ところでクロちゃん」 「なんだ?」 「どうやって回すの?」 「こうやってだ」 左手は受話器を持ち上げ、右手にはアポロマグナムが、ダイヤルは、アポロマグナムから突き出た剣先で回しているのだ。 「器用だね」 「まあな」 コール音。コール音。コール音。 コール音。コール音。コール音。 「………………プチ」 積もり積もったイライラから、冗談のつもりだったアポロマグナムをマジに撃ち放とうとした、その時、 「どこからかけている」 ようやく呼び出し音以外の音が聞こえてきた。 ※ ※ ※ 『どこからかけている』 その言葉に――ようやく繋がった嬉しさやちょっとした拍子抜けから、クロは自分達の場所を答えてしまった。 言ったあとで、(やべ……) と頭をよぎったが、言ってしまったものは仕方がない。 「アンタの名前は?」 ややあって、 『“徘徊者(ワンダー)”』 と無機質な声で返ってきた。 「“徘徊者”?」 そんなヤツいたか? 武美に目配せをする。首を振った。自分も“徘徊者”などという名前は記憶していない。 これは、間違いなく偽名だ。 「そんなの名簿にいないんだけどな」 『お前が信用出来るか分からない。お前の名前は?』 確かに言い分はもっともだ。 相手がこう言っている以上、深くは突っ込めない。 「キッドだ」 だからこちらも名前を言う必要はない。 「アンタ――」 遮って――『お前はこの殺し合いに乗っているか?』 「乗っていない」 遮られたのはムカつくがここをぼかすのは良くない。 下手なことを言ったら、ここで電話を切られかねない。 「そういうアンタは――」 再び言葉を遮って――『ならば、ここに来て人を殺したか?』 「まだ誰も殺しちゃいねーよ」 『“まだ”?』 しつこい問いかけだ。コイツ絶対に性格ワリーよ。 「いざとなれば、必要になるだろ?」 何で初対面の相手にここまで――つーかそもそもオイラと対“面”すらしてないし。 対面してたらもう間違いなくブン殴ってる。 少しの間を置き、 『……その通りだ』 なるほどなるほど、そうですねわかりますですかわかります。 次に言葉遮りやがったら、走ってってボコリ倒してやる。 「で、そういうテメーは――」 案の定、こっちを遮り――『お前と同じだ』 「は?」 素っ頓狂な声が漏れた。 何が何だって? 『まだ、人を殺してはいない』 場所を問いかけると、相手は、『小島だ』と返してきた。 小島――確か右下のコロニーに存在したと記憶している。 声から相手はまだ若いと推測できる。 何故、自らの場所を教えるようなことをしたのか。 聞かれたら答えるような性格なのか――それを確かめる。 『アンタの名前は?』 若い声。 考える――どう答えるか? そのまま返しても、こちらとしては問題ない――ボイルドのスタンス。 ならば、相手の人となりを確かめる為に、「……“徘徊者(ワンダー)”」と、応答する。 『“徘徊者”? …………そんなの名簿にいないんだけどな』 名簿を記憶しているか、それとも今確かめたのか――どちらにしてもある程度、この場での身の振り方が分かっている対応だ。 先手を打つ/主導権を握る――こちらの質問と、同じレールに相手の思考を置く。 『お前が信用出来るか分からない。お前の名前は?』 『……キッドだ』 相手の返答――実名を明かさない=こちらの用意したレールに足をかけた。 これからは心理を誘導する/苛立たせて相手の思考力を奪う。 『アンタ――』 遮って発言する。 「――お前はこの殺し合いに乗っているか?」 先に質問し、相手からこの言葉を出るのを抑える。 同じ内容の質問が出来るのは、聞き返した時だけだ。 『乗っていない』 素早い返答――声に嘘はない。 もっとも乗っていようがいまいが関係はない。 『そういうアンタは――』 問いかけを潰す/相手の選択肢を狭める。 「――ならば、ここに来て人を殺したか?」 相手のスタンスの見極め――生き残りたいが人を殺すつもりはない/積極的に殺すつもりはないが襲いかかる者には容赦をしない。 「まだ、殺しちゃいねーよ」 突き放すような物言い――苛立ちの証拠。 だんだんと応答が乱雑になってきた――それに付け込む。 『“まだ”?』 「いざとなれば、必要になるだろ?」 必要でないと言ったらどうなるか/殺し自体がタブーな人間が相手ならどうなるか――想像力の低下=効果は抜群だ。 電話から取れる相手の位置付け=積極的に殺すつもりはないが襲いかかる者には容赦をしない=カザミ/チンク/スバル/タチコマのような者。 ここまで演技の可能性もあるが――問題ない/その演技に付き合う。 納得したように/共感するように間を置き、「その通りだ」と同意を表す。 『で、テメーは――』 語調の変化/認証の変化――いよいよ苛立ちで頭が回らなくなってきた証拠。 本音/本調子――本来の性格の発現。 “限界点”――たたみかける。 「――お前と同じだ」 『は?』 「まだ、人を殺してはいない」 ミスリード=お前と同じ立場で、まだ人を殺してはいない。 『僕はAIだからカウント外? それは差別だよ。機械にも愛を!』 現実=タチコマのビジョン。 類推――キッドの性格=攻撃的だが頭は切れる。ただし、血が上りやすく、それが発揮出来なくもなる。 こちらが主導権を取るのは容易。 「聞きたいことがある」 ※ ※ ※ 『聞きたいことがある』 淡々とした男の言葉。 (聞きたいことって……テメーさっきから質問ばっかりじゃねえか!) なんて言っても、どうせ遮って話をされるのだ。 とりあえず、ここは応じておく。 「なんだよ? そのかわり、オイラの質問にも答えてもらうぜ。いいな」 『構わない』と一旦言葉を切って、『金色の鼠を知らないか』 「は? ネズミ?」 『言葉を話す』 「……」 『色々な武器に変身する』 「それってミッキ――」 「だめ、クロちゃん! なんかその先を言っちゃ……モゲゲー」 クロは剛とコタローの作ったネズミ型サイボーグ、ミッキー6(ローク)のつもりで言った。 だがどうやら、今うつ伏せに倒れる武美にはもっとおぞましい別の何かの存在だと感じられたらしい。 口を挟んできたその時とっさに頭を殴ってしまった。ちなみにアポロマグナムはしまっていたので大丈夫だ。 「ク、クロちゃん……」 「いや、武美……ワリィ」 武美は鼻血ブーである。無惨。 いや、冗談だ。 え……それにしても女を殴るのは問題だって? 逆に考えるんだ。「ミサイルを撃つよりいいさ」と考えるんだ。 『キッド、いいか』 語調は変わらない。どうやらクロというのは聞かなかったことにしてくれるようだ。 でもまださっきの人の話を聞かない質問責めの怒りは収まっていない。少し癪なのだ。 「なんだよ」 『名前をウフコックという。 知っているか』 「……どういう関係なんだよ、そいつと」 沈黙。 その間に武美が名簿で探す。クロも記憶を振り返る。 ――いない。ウフコックという名前はない。 嘘か? そうとしても、こんなあからさまな、すぐ調べればわかる嘘を口にするなんておかしい。 ともすれば、ニックネームか。 『パートナーだ』 先程までの無機的さとは打って変わった人間の男の声。 ネズミがパートナーというのに思うところもあるが、言葉には完全に相手を思いやる気持ちが滲み出ていた。 いけ好かないが、ひとまず信用してやることに決めた。 (相棒がネズミって……まさかコイツもネズミか?) なんて考えすら浮かんでしまう。 「で、ソイツの名前は?」 『ウフコックだ。ウフコック=ペンティーノ』 やはりそんな名前は無い。 「そんな名前名簿にねーんだが、本当にこの場にいるのか?」 『きっといるだろう。支給品として』 絶対の自信を持った男の言葉。 何を根拠に、と思うがまあ、水を差そうとは思わない。 しかし、(ねこは参加者で、ネズミは支給品って……どんな区別してんだ。あのハゲ)である。 『では、ルーン・バロットと――』 今度はこちらが男を遮って――「今度はオイラの番だ」 『今度はオイラの番だ』 クロ=キッドの意匠返し。 『青っぽくて機械チックなネコ、知ってるか?』 こちらは鼠、向こうは猫――何かのユーモアのよう。 『喋る』 話す鼠――――喋る猫。 『二足歩行をする』 続けて『腹から道具を取り出す』 「それは、ど――――」 『――そのさきを言うんじゃねえぞ!』 それは、どのように道具を取り出すのか――ウフコックのように“反転変身”するのか、と問おうとしたが、遮られた。 機密なのだろうか。 『名前はミーっていう。知ってるか?』 「その猫との関係は」 ボイルドの意匠返し。 『あー…………まあ』 言いづらそうなクロの声。 『相棒、みてーなもんだな』 相棒。 武器を取り出す――方法は分からないが――喋る猫を相棒とする男、クロ=キッド。 “好奇心(キュリオス)”――そのミーとクロのコンビへと。 武器に変身する鼠と男、武器を取り出す猫と男――――何か、因縁めいたものを感じる。 クロに問いかけてみたくなる――相棒をどうみているか/自分と同じ状況になったらどうするか/どんな経緯で相棒となったか。 ミーに問いかけてみたくなる――相棒をどうみているか/道具存在として自分をどうみるか/どんな経緯でクロとコンビを組んだか。 「知らないが、伝言なら預かろう」 気が付いたらそう言っていた。 ビジョンが浮かんだ――――ワイズ/ウフコック/タチコマ。 そして、ミー――――まだ見たことがない猫の道具存在。 『あー……じゃあ、「さっさと帰らないと剛が飢え死ぬぞ」って伝えてくれ。そういえばわかるだろ』 剛――ペットだろうか。それとも仲間か。 飢え死ぬ――比喩。職を失うことの暗示か。 「伝えておこう」 受話器を置こうとした/ビジョンが浮かんだ――――この殺し合いの中で倒れるクロ/道具存在として使用され、摩耗しきるミー。 見たことも無いミーにウフコックが重なった。 受話器を持ち上げ、最後に伝える。 「ドラス、という少女に気をつけろ。殺し合いに乗っている」 『それって、どういう――』 「――水色の髪でゴシックロリータのファッションに身を包んでいる」 『オイ!』 「スバル、という少女と争ったようだ。現場には血痕が残されていた」 『んなこといきなり言われて信用できるかコラァ!』 「事実だ。伝言は預かった」 ボイルドは、受話器を置いた。 【G-1 小さな廃工場跡/一日目・午前】 【ディムズデイル・ボイルド@マルドゥックシリーズ】 [状態]:中程度の疲労、全身に中~小程度のダメージ、胸部に中程度の打撲 [装備]:デザートイーグル(5/7)@魔法先生ネギま! 、弾倉(7/7)×1+(0/7)×1 ※弾頭に魔法による特殊加工が施されています ハカイダーショット@人造人間キカイダー(11発消費) [道具]:支給品一式、ネコミミとネコにゃん棒@究極超人あ~る ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス×2(チンクの支給品) ドラスの腕、PDA×2(ボイルド、タチコマ) [思考・状況] 基本:ウフコックを取り戻す 1:制限を確かめる。 2:ウフコックを濫用させないため、参加者をすべて殺す。 3:バロットと接触する。死んでいる場合は、死体を確認する 4:ウフコックがいないか参加者の支給品を確認する 5:充実した人生を与えてくれそうな参加者と戦う 6:クロとミーのコンビに興味あり [備考] ※ウフコックがこの場のどこかにいると結論付けています。 ※ドラスの腕を武器として使うことを検討中 ※“擬似重力(フロート)”を最大出力で展開し続けると、ある時急激に出力が落ち出し、一定時間使用が出来なくなります。 ※上記の制限を認識しました。 ※ミーへの伝言を預かりました。「さっさと帰らないと剛が飢え死ぬぞ」です。 [共通備考] G-1エリア内の小さな廃工場が瓦礫となりました。黒電話が野外に放置されています。 『ドラス、という少女に気をつけろ。 殺し合いに乗っている』 「それって、どういう――」 クロの言葉を無視して、“徘徊者”は言葉を続ける。 『――水色の髪でゴシックロリータのファッションに身を包んでいる』 「オイ!」 『スバル、という少女と争ったらしい。現場には血痕が残されていた』 まるで警察官のような男の言葉。だが、 「んなこといきなり言われて信用できるかコラァ!」 『事実だ。伝言は預かった』 「オイ、テメーさっきから――ッ! って切りやがった!」 一方的な物言いで、こちらのツッコミを無視して、挙げ句の果てに切りやがった――やっぱりイケ好かねー野郎だ。 「クロちゃん、どうするの?」 「嘘を言ってるようにゃ聞こえなかったが……それとこれとは別だ! もっかい電話して、出た瞬間に大声で怒鳴りつけてやる!」 怒り心頭にダイヤルを回すクロを、武美はやれやれと見つめる。 それにしても、 (何であんなこと言ったんだろう。 頭は悪いかんじじゃなかったし、余計なことを言ったら、自分が疑われるって思わなかったのかな?) 不可解である。 【E-7 民家/一日目 午前】 【クロ@サイボーグクロちゃん】 [状態]:装甲各所に軽い凹み [装備]:アポロマグナム@仮面ライダーSPIRITS、 ウィルナイフ@勇者王ガオガイガー(なんでも斬れる剣があった場所に収納) [道具]:支給品一式、風船いかだ [思考・状況] 基本思考:ハゲ(シグマ)をぶちのめす! その後剛を殴る。 1:“徘徊者(ワンダー)”のタコにもっかい電話をする。そんで怒鳴りつける。大声で 2:とりあえず電話を使って他参加者と接触を図る 2:とりあえず、ハゲ(シグマ)の居場所を探る。そして暴れる。 3:ミーと合流して、爆弾を何とかする。 4:とりあえず、今は武美を深く追求する気はない。 5:あの女(ギンガ)には容赦しねー ※内臓ミサイルは装備されています。尻尾ミサイルは使用済み。 ※ガトリングやなんでも斬れる剣が没収されていることに気づきました。 ※参加時期は異世界編(五巻)終了後です ※クロが確認したF-7の小屋の照明は、Rが侵入した際に点けていったものです。 ※ボイルド(徘徊者)から情報を得ました。 【広川武美@パワポケシリーズ】 [状態]:健康、頭部に微ダメージ [装備]:なし [道具]:支給品一式、ランダムアイテム1~2(クロ好みの武器はないが武器は最低一つある) [思考・状況] 基本思考:絶対に生き残り、ここから脱出する。 1:何であんなこと言ったのかな? 2:とりあえず電話を使って他参加者と接触を図る 3:F-7の湖内の孤島にある小屋へ向かって、内部を確認。その後、市街地へ向かう。 4:シグマの居場所を探る。 5:元の世界のあの人のところに戻って、残り少ない人生を謳歌する。 ※【F-8】に王ドラの亡骸が埋葬されました。墓石がわりの石には“ネコ型サイボーグの墓”と刻まれています。 ※メモに書かれていた連絡先の電話機は全て黒電話です。(留守電は効きません。) ※電波塔、テレビ局、学校、軍事基地、鉱山、スクラップ工場には電話をかけました。が、誰も出ませんでした。 ※ボイルド(徘徊者)から情報を得ました。 時系列順で読む Back SPIRITS/魂の群れ(後編) Next 千の偽り、万の嘘 投下順で読む Back SPIRITS/魂の群れ(後編) Next 千の偽り、万の嘘 087 良心の価値 ボイルド 108 究極の虚無をもたらす者 082 モバイルレディ・Ⅱ クロ 110 往く先は風に訊け 082 モバイルレディ・Ⅱ 広川武美 110 往く先は風に訊け
https://w.atwiki.jp/tokyoblog/pages/30.html
携帯電話RSSニュース showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
https://w.atwiki.jp/guildhpwiki/pages/20.html
カワケン(当時のHN:ひげこんの)が 信長の野望OnlineのPCネームとして使用していた名前。 干し芋の食いすぎで太る、 落ちぶれ平家(敵キャラ)に追込撃を叩き込む、 後藤真希、安倍なつみと稲葉山の茶屋前でだべってて 某晒しスレに晒される等 ゲーム内においても残念なエピソードを残した。 今思えばよく紺な名前にしたと思う。(中の人・談) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/167.html
携帯電話解約しようかしら もう鳴らないし 携帯「待って!解約しないで!」 かがみ「だって電話もメールも来ないのよ」 携帯「わかりました。なんとか着信しましょう」 かがみ「なんとか……って」 携帯「ピョロロロロ〜」 かがみ「あら、着信!?電話?メール?こなた?つかさ?」 携帯「残念、アラームですた。プゲラ」 かがみ「チキショー」 ガシャ 携帯「………」 携帯「ぷはー。壊れたかと思った」 かがみ「今度馬鹿にしたらホントに壊すわよ」 携帯「まぁまぁ。いま床に叩き付けられていい案が閃いたのだ」 かがみ「な、なによぉ。聞くだけ聞くわ。言ってみなさい」 携帯「街中で他人が携帯使ってるのを見ると妬ましいでしょう。パルパルパル」 かがみ「べ、べつに。(ちくしょう当たってるわ)」 携帯「だからかがみさんが街を歩いている時、携帯を鳴らしてあげます。」 かがみ「?」 携帯「そしてかがみさんが通話するフリをすれば、誰もがぼっちとは思わないでしょう」 かがみ「虚しいわよ。虚し過ぎる」 携帯「じゃあ、やめますか?」 かがみ「やるわよ。やるに決まってるでしょ」 携帯「そ、そうですか……」 街中。どいつもこいつも携帯で話したりいじったり。 携帯「ピョロロロロ」 かがみ「(大声で)あら、電話だわ。誰かしら。」 かがみ「もしもし。」 携帯「……」 かがみ「はい、あ、お久しぶり」 携帯「……」 かがみ「あら今どこに……まあ!」 携帯「なあ……」 かがみ「(急に小声で)な、何よ」 携帯「虚しくないかい?ププ」 かがみ「だから最初に言ったでしょ!!」 かがみ「はあ。ヒマだわ」 携帯「暇ならしりとりしましょうぜ。僕からいくよ。ぼっち」 かがみ「ち、ち、ってやらないわよ」 携帯「っていうか暇な時こそ僕を使って誰かと……」かがみ「だからその相手がいないのよ」 携帯「でもアドレス帳には沢山のお友達が登録されてるじゃん」 かがみ「友達……か。」 携帯「違うんですか。特にひと昔前は『イズミコナタ』さんと言う方とは結構通話されてるじゃないですか」 かがみ「確かに高校時代はよく喋ったけど。でもいつも私からかけてばかりで彼女からかかってくることは無かったわ。」 携帯「久しぶりにかけてみたらどうです?またはメイル。」 かがみ「いいよ。もうずっと話してないし。多分他の人と仲良くやってりわ。私なんか電話しても迷惑がられるだけよ。わかるわ」 携帯「でも話したい、いや会いたいんじゃないの?」 かがみ「そりゃそうだけど……」 携帯「そうかそうか……よし、任せろ」 かがみ「え?」 携帯「ピカーーーッ」 かがみ「うお眩しっ」 かがみ「ん……あれ?……夢?おーい……」 携帯「……」 かがみ「そうだよな。携帯が喋るわけないか。ぼっちスレ恒例夢オチか」 携帯「ブブブブブ……」 かがみ「ひっ?びっくりした!ってこなた?」 かがみ「もしもし……」 こなた「やふー。久しぶりだのう〜。元気かい?いとしのかがみん」 かがみ「ど、どうしたの?久しぶりじゃないの」 こなた「へ?何言ってんの!」 かがみ「え?」 こなた「さっき、『たまには会おう』ってメールくれたのかがみんじゃないのさ」 かがみ「???(まさか?)」 こなた「あれ?もしかして間違えて送ったのかな?」 かがみ「え、いや、間違いないよ!あんたに送ったのよ。さ、最近会ってないからたまにはって。あ、でも忙しいなら……」 こなた「とんでもない。かがみんのお誘いを断るわけにはいかないよ。っていうかずっと電話もメールも来ないから嫌われちゃったのかと思ってたよ……」 かがみ「えっ? そ、そんなことないわよ!」 こなた「私はいつでもいいよ。会ってくれるならかがみんの都合に合わせるよ!」 かがみ「あ、ありが、とう。じゃあさ……今度のに、日曜日に……」 こなた「うん。うん。いいよ。ん?どうしたの?ねえ。な、泣いてるの……?」
https://w.atwiki.jp/denjihahanzai/pages/139.html
. 電磁波被害と対策 > [cutting_of_telephone_lines](2016/01/01) 目次 対処法 電話線の撤去・切断 … 思考盗聴対策に高い効果、低コスト高効果の対処法 本当に切ってよいのか? … 特に問題なし アパート、マンションなど持ち家ではない場合 … 撤去・切断には所有者の許可が必要 配線状態の調査 … 中継機からのびる線のたるんでいるところを切る 低コスト … 費用は0円から3,000円程度 電話線の切断後 対処法 電話線の撤去・切断 … 思考盗聴対策に高い効果、低コスト高効果の対処法 NTTの設置した固定電話の電話線が、思考盗聴に悪用されているという報告があります。これを撤去・切断することで思考盗聴を軽減できるという説です。社会の通信インフラである電線や電柱が監視犯罪に利用されている、NTTという一部上場の大企業が監視犯罪と密接に関係している疑いがある、などという話は、常識的に考えれば、実に馬鹿げた話です。 しかし、監視犯罪、テクノロジー犯罪や集団ストーカーのような非常識な犯罪が存在する事実を理解しているかたであれば、その可能性も理解できるのではないでしょうか。 我が家でも、試しに使用していない電話線を切断してみたところ、確かに思考盗聴被害が大きく軽減されました。我が家では電話線が2箇所に接続されており、もう片方は使用中のため対処できませんでしたが、いずれ携帯・スマホへ移行し、撤去する予定です。 電話線の撤去・切断の作業ですが、まずNTTとの電話や通信契約を解約し、その後、自宅から電柱につながっている電話線の配線を調査して、切断・撤去するという流れになります。 本当に切ってよいのか? … 特に問題なし 通常、電話線は建物の建設時や建設後にNTTへ連絡して工事してもらうことで設置されます。この費用は利用者側が負担していますので、自分で設置したものを撤去するだけですから特に問題ありません。 電柱によじ登って電話線を切断するようなことをすると、通信インフラの破損などの罪に問われる可能性もあるかもしれませんが、自宅の付属物であれば問題ないはずです。仮にまた元に戻す必要があっても、電話線の周りのゴムを切って内部の線をつなぐだけですから、作業も時間もほとんどかかりません。 間違って必要なものを切断してしまった場合でも、テレビアンテナケーブルと間違えて切ってしまった、などと説明し、NTTに修理してもらうことが可能です。NTTはインフラ事業者ですから、特に悪質な点でもない限り、このような修理依頼を断ることはできないことでしょう。 アパート、マンションなど持ち家ではない場合 … 撤去・切断には所有者の許可が必要 建物や施設の所有者の許可を取らないと撤去できません。自己判断で勝手に切断してしまい、後で別の場所へ引っ越すなど、退去する際に、また接続しなおすという手もなくはないでしょうが、監視被害者はかなり厳しく監視されていると思いますので、実際には難しいのではないでしょうか。 可能であれば、アパート、マンションなどから貸家、一戸建ての賃貸物件への引越しすることをおすすめします。繁華街から離れた郊外を探せば、ある程度、低価格の物件も存在します。こちらであれば、かなり撤去しやすいでしょう。携帯・スマホの電波妨害機を導入する際も、隣近所が近すぎると、周囲の電波も妨害してしまう可能性がありますので、住むのであれば一戸建て物件のほうがよいでしょう。 配線状態の調査 … 中継機からのびる線のたるんでいるところを切る 電話線は電柱から建物へつながっています。自宅など建物の外部の壁などにNTTとかかれた8cm×20cmくらいの縦長で筒のような物があるはずですので、まずはこの中継機を探してください。上へ持ち上げるとカバーが外れます。内部に配線がつながれていれば、それが電話の中継装置になります。ここからのびている線は3つあると思いますが、おそらく黒の2本が通信用、緑の1本はアースでしょう。 「使ってないアンテナケーブルは片付ける」のところでもふれていますが、電話線にアンテナケーブルなどが巻きつけれていた場合、思考盗聴に利用されている可能性はさらに高くなります。その分、大きな切断効果が期待できます。 この中継機からのびる線には、家の屋根付近で一旦固定されている場所があると思いますので、この付近で線がたるんでいるところを探して切断します。ニッパーやペンチで切断できます。3本すべて切断して問題ありません。 切断後は、見た目が気にならなければ放置してもかまいませんが、通電しないようにゴムテープなどで絶縁し、さらにうえからゴムテープでまくなどすれば、見た目の違和感はほぼなくなります。 たるんでいるところであれば、切断しても、線がおかしなところから線が垂れ下がるような事態が避けられます。見た目が悪くなる事態、見た目があからさまにおかしくなる、という事態を避けられます。 低コスト … 費用は0円から3,000円程度 高所への移動にハシゴなどが必要ですが、これが3,000円程度、切断用のニッパーやペンチは100円程度の物から販売されています。どちらもすでに持っているのであれば、お金はかかりません。 電話線の切断後 監視犯罪への技術対処は所詮はイタチゴッコではありますが、この電話線撤去はかなり確実な方法ですので、早い段階で行うべきでしょう。監視犯罪への対処を行うと、一般的には、一時的に被害が悪化する傾向があります。しかし、ある程度確実な対処を行った場合、長期的には、犯罪者側が被害者に次なる対処を取られることを恐れるせいか、被害は軽減される傾向があります。思考盗聴だけ軽減しても、他の監視被害、電磁波攻撃やガスライティングなどがすぐなくなるわけでもありませんが、思考盗聴ができなるなることは、加害者側にとって重要な情報源を失うという大失態でもありますので、全体としてはその他の被害も緩和されることが期待できます。(2015/10/11)
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/2192.html
884 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/05/02(土) 16 26 31 ID ??? 878 なんかやたらとレトロな電話使ってないか?w 885 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/05/02(土) 17 41 22 ID ??? 884 グエン「電話とは、局の交換手に相手先を伝えて繋げてもらうもんだと思っていたが、違うのかい?」 シャア「……まあ、∀時代の地球じゃそれが普通か」 グエン「でも、黒歴史の遺品に色々触れられて、携帯電話という便利なものの存在に出会ったしねハァハァ」 シャア「持ち運べるのは便利だが……そこまで興奮することか?」 グエン「交換手に知られることなく、いつでもどこでもローラに電話がかけられる利点があるだろハァハァ」 シャア「そういう意味か……ってロラン君の携帯番号知っているのか!?」 グエン「聞いたら普通に教えてくれたよ。君も番号入れておくかい?」 シャア「い、いや、ロラン君の承諾無しに知るのはまずいんで、家に行った時に本人から聞くことにするよ」 シャア「(多分間違ってなければアレは……)」 後日。アムロの帰宅を待ちながら、一家とお茶をすするシャア。 シャア「そういえば気にはなっていたんだが、時折部屋のどこかで振動音がするんだが、アレって携帯?」 シロー「ああ、あれは放っておいていい携帯なんだ」 シャア「……憶測でものを言うようで済まないが、グエン卿専用のか?」 シロー「まあ……その通りだ。ロランの『本当の』携帯番号を探りに動かれて、他方面に迷惑をかけるわけにもいかないしな」 ヒイロ「……溜まり込む欲望に一定の安全弁を施しておくことは、暴走を未然に防ぐのには有効だ」 ロラン「グエン様ったら夜に一度メールを渡すだけでもご満悦なんですよ」 シャア「(デコイに引っかかっても尚、日に一度のメールのために電話をかけまくる卿が色々な意味で不憫だ……)」
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/321.html
ポケモン 作品なりきりネタWiki 携帯電話用トップページ 他の作品のキャラクター同士で当てはめをおこなったたネタの投稿につきまして 他の作品のキャラクター同士で当てはめをおこなったたネタの投稿が検索の利便性を低下させている、 とのご意見が議論所にて挙がったことを踏まえ、改善策として他作品なりきりのページを作成いたしました。 今後、他作品のキャラクター同士の当てはめネタの投稿は、他作品なりきりのページをご利用お願いいたします。 今後、個別の作品のページに他の作品のキャラクター同士で当てはめをおこなったネタの投稿をした方は、迷惑行為とみなした措置をとる場合があります。 @wikiのユーザ情報流出につきまして 当Wikiのサーバー「@wiki」がクラッキングを受け、ユーザー情報が流出するという事件が2014年3月上旬に発生しました。 現在の発表をもとにする限り、ページの閲覧及び非ログイン状態での編集作業に関しましては、 セキュリティ上の問題は、現段階で未解消のものは確認されていませんが、 今後新たな情報が開示される可能性もある、と言う事を踏まえ、利用者の皆様には各自にて情報の吟味及び利用の判断をお願いしたいと思います。 以下が「@wikiご利用ガイド」内の公式発表となります。併せてご覧いただければ幸いです。 改善 メンテナンス・障害情報 【お詫び】ユーザ情報流出に関するお知らせ ※携帯電話での閲覧は、一部ページが正常に表示されない可能性がございます。 なるべくパソコンでの閲覧をおすすめします。 ※当たり前のことですが、コメントの投稿はマナーを守りましょう。 以下に該当するコメントは、報告なしでの削除、さらに特に悪質と管理人が判断した際には投稿規制を致します。 アイデアを出さず、記載内容にただ文句だけを付けるコメント(ご自身で現行の記載内容を上回る案を出せば解決します。) ただ更新のみを求めるコメント(Wikiの更新は、更新したい人が自分で編集画面を開いて追加するということが基本となっております。) その他、Wikiの趣旨にふさわしくない、Wikiの編集者・閲覧者・扱っている作品の関係者に著しく不快感を与えると管理人が判断したコメント メニュー ジャンル別インデックスゲーム 1/2 漫画・アニメ 1/2 文学作品 実写映像作品 実在人物・タレント 音楽 名所・スポット その他のジャンル タイプ別インデックス 無 炎 水 電 草 氷 闘 毒 地 飛 超 虫 岩 霊 竜 悪 鋼 妖 ポケモン別考察 あ行/か~き/く~こ さ行/た行/な行 は~ひ/ふ~ほ ま~や行/ら~わ行 タイプ別考察 無 炎 水 電 草 氷 闘 毒 地 飛 超 虫 岩 霊 竜 悪 鋼 妖 他作品なりきりキャラクター別考察 各種テキスト メッセージボード雑談所/議論所 リクエストコーナー 禁止中IPアドレス パソコン用トップ リンク ネタポケまとめ改@wiki ポケモン第六世代・対戦考察まとめwiki ポケモン第五世代・対戦考察まとめwiki ポケモン対戦考察まとめWiki(第4世代) ポケモン妄想まとめwiki ポケットモンスターX・Y 攻略情報まとめwiki ポケットモンスターX・Y 攻略情報まとめwiki(ミラー)
https://w.atwiki.jp/yarupokeex/pages/86.html
入手している連絡先 入速出さわ子 入速出小太郎 ジェイド・カーティス 大石蔵人 ボルガ氏 土御門元春 宮永咲 備津筆やらない夫 川神一子 アイギス 古明地こいし 古明地さとり アリス・マーガトロイド 月詠小萌 伊藤カイジ 富竹ジロウ 木下秀吉 千石撫子 宇佐見蓮子 日和田倶楽部 シャーロック・シェリンフォード 白鐘直斗
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1431.html
「ありがとうございました、またお越しください!」 ピンクが基調の可愛い店、デコラキャンディーから出ていく客を、胡間は笑顔で見送っていた。 店のカウンターで飴実はそれを笑顔で見ている。 「いつもありがとうね、胡間ちゃん。大助かりだよ~。」 「いやいや、私達もバイト捜していたところでしたので。」 「そうはいうけど殆ど無償でいいって…。」 「お金目的じゃありませんからw」 胡間は布一枚で仕切られた裏方を見た。 彼女の異常体質の相手方が、この裏で今お菓子を作っているのだ。 「来間の働き口が欲しかっただけですから。」 極力伏せているが、来間はカルーアトラズに投獄されていた罪人。 今は仮釈放中だが、ゆくゆくは自立し働かなければならない。 が、彼は今胡間と常に同じ空間で背中合わせにならなければならない。 凶悪犯罪者扱いの彼は常に左足首を縛られ逆さ吊りにされている。 そんなものが店の一角にあれば客が逃げるに決まっている。 その点裏方がドアで仕切られていないこの店は好都合だった、というわけである。 「店のオーナーが飴実さんだったおかげで事情は分かってもらえたわけですし。」 胡間が笑う。壁を挟んで向こう側でケーキの飾り付けをしている来間は無言で手を動かし続けていた。 「うちも従業員不足だったからね~。助かったよ、本当。」 「それはよかったですw」 その時、胡間の携帯が鳴りだした。 胡間は飴実に頭を下げると裏方に走り、電話に出た。 「はい、もしもし。…あ、ロビンさん!」 その声に、来間の手が止まった。 「はい、はい…わかりました。ちょっと待ってください。」 胡間は後ろを向く。 「来間、今度また、カルーアトラズが何人か此処に来るそうよ。」 からん、と音が鳴った。 来間が床にピンセットを落としたのだ。 拾おうとするも指先が震え、なかなか拾えない。 胡間はそれを見、溜息を吐いた。 「…すみません、やはりまだ面会は…。」 そう言いかけ、胡間ははっと顔を上げた。 振り向くと、来間はリボン越しに眼をこちらに向けていた。 暫く二人とも黙っていたが、やがて胡間は頷いた。 「はい、大丈夫です。では、近いうちに面会を。日程は後日お知らせください。では。」 携帯を切り、彼女は振り返った。 「あんたにしちゃ、頑張って行った方じゃないの。」 「まあ、何も悪いことはしてないし、後ろめたいことはないからね。」 胡間は微笑み、再び表へと出て行った。 逆さ吊りの男は、未だピンセットをつかみあぐねていた。
https://w.atwiki.jp/wabukikaku/pages/10.html
御電話ちくわぶ (https //twitter.com/keim0122)